ペット用品一言コラム No11 フィラリヤ薬の個人輸入
今回のコラムは第1回とダブってしまうんですが、フィラリア薬の個人輸入について再度お話します。
グーグル等の検索ワードを見ていますと相変わらず、フィラリア薬、個人輸入というキーワードが多いようですが、
薬の個人輸入はやはり普通の方にはお勧めできません。
理由を簡単に説明しますと、
まず、英語ができない人には注文も、来た薬の処方量、注意書き等も理解できないという点がひとつ。
獣医さんですと、体重やその子に会った薬の種類、分量を場合によっては血液検査した上で出してくれるので安心ですが、個人輸入の場合はすべて飼い主さんが
自己責任、自己判断ですることになりますので、万が一ということもあります。
血液中にミクロフィラリアがたくさんいたのを知らずに飲ませてしまったりしたら大変なことになりますよ。
輸入すると値段が安いというのは確かにありますが、それなりのリスクもありますので、海外通販に慣れていて、犬にも詳しい方以外はお勧めしませんね。
他にも最近は税関で薬が止められてしまって、注文しても届かないなんてことも多くなってきてます。
実は国内サイトでも個人輸入されたフィラリア薬を格安で買うことができたりします。
でも、はっきりこれは違法です。
摘発された場合は売った方は当然ですが、買った方も処罰を受ける可能性があります。
さらに少し前まではヤフオクなんかでは普通に出品されてましたが、最近はヤフー側も意識して即刻削除するようになってます。
何度も言いますが、値段が安いというメリットのうらには、それなりのリスクがあるということを覚悟してください。
犬に詳しくて、英語が堪能で、愛犬に何かあっても納得できる方か、違法覚悟で国内購入できる方以外は手を出すべきではないと思いますよ。
フラリアの薬は人間で言うと薬局で買える市販薬のようなものではなく、獣医師が処方しなければ危険も多々ある薬という事を忘れないでくださいね。
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